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メロスは本当に本気で走っていたか

 注:以下の文章はウサギが過去、学校の授業で書いた「走れメロス」についてのレポートを基に
   作成した文章です。
   かなりの屁理屈、疑問点、不愉快だと思われる部分があると思いますが、決して太宰治氏の
   メロスをけなしてはいません。でも当時、大真面目に書いていたモノですが・・・




課題
 
               メロスは本当に本気で走っていたか

1.はじめに
 今回の講義で「走れメロス」を読み、私が疑問に思ったのは「果たしてメロスは本気で走ったのか?」ということであった。物語の最後、メロスは満身創痍の姿で処刑上に辿りついたのだが、処刑上に向かう途中では

『―そんなに急ぐ必要も無い。ゆっくり歩こう、と持ちまえの呑気さを取り返し、好きな小歌をいい声で歌い出した。』

と、余裕を持っている様子を書いたシーンがある。この文から私の中には、最初に挙げた「メロスが本気で走ったのか」という疑問が生じた。今回、メロスの行動について調査を行い、その結果と考察から、メロスにが本当に本気で走っていたのかということについて検証を行った。

2.走れメロスは何処を走ったのか
 まず、物語の場所となるシラクスであるが、これはイタリアにあるシチリア島の都市、シラクサをモデルとしたと思われる。これは暴君として登場する王ディオ二スが、その名前からシラクサの王であったディオニュシオス一世あるいは二世をモデルにしたと考えられることからも、この説は有力であると思われる。このことから、「走れメロス」の時代背景は紀元前4世紀の古代ローマ時代、場所はシチリア島の都市、シラクサと似た場所だと仮定した。

3.メロスが走ったとされる距離
 次にメロスの村とシラクスまでの距離である。作品の中で

『―きょう未明メロスは村を出発し、野を越え山越え、十里はなれた此のシラクスの市にやって来た。』

と書かれている部分がある。
「走れメロス」の作者である太宰治が日本人であることから、「里」は日本で使われていた長さの単位であると思われる。一里をメートル換算すると3927mであり、約4kmと置き換えられる。つまり、メロスの村とシラクスの入り口若しくは中心までが約40kmの距離である事が分かる。また、シラクスの周囲が、モデルとなったシチリア島と同じ地理であるならば、シラクサの東側は海となっているため、西側の、山間の方からメロスは来た事になる。以上の事から、メロスの村はシラクスから40km西側に離れた場所にあるという事が推定された。

4.物語の時期について
 物語の中で、メロスの妹が結婚する家の婿は

『-葡萄の季節まで待ってくれ』

とメロスが結婚式をせかす時に言った場面がある。葡萄の品種が古代ローマ時代、シチリアで栽培されていたとされる白ブドウ「アンソニカ」であると仮定すると、葡萄の季節(=収穫期)が9月辺りであると思われ、「走れメロス」での季節は6月~8月の範囲ではないかと推測される。
また、イタリアの6月~8月の日出没時間を見ると、日の出時間が6時前、日没時間が7時よりも遅いというのが通常であり、太陽が出ていた時間を朝6時から19時までとすると、太陽が見える時間は13時間である。結婚式の後、

『眼が覚めたのは翌る日の薄明の頃である。』

とメロスが薄明時に起きていたのを確認できる部分がある。薄明は日の出直前の薄暗い時間帯の事を指しているため、メロスは日の出前(およそ午前6時)に起きて村を出た事が分かる。つまり、メロスには約13時間の猶予が存在したのである。

5.メロスが出すべき速度
 シラクスまで40kmの道のりを13時間で向かうとして、単純計算でメロスが出さなければならない速度は3.0769・・・と約3.1km/hである。人間の歩く一般的な速度は約4km/h~6km/hとされていることからも、かなりゆっくりなペースと考えられる。ジョギングをする速度(8km/h~12km/h)でいけば、約5時間~4時間でシラクスへと到着する。
作中、メロスは薄明時に村を飛び出し、隣村まで走っているのが分かる文がある。

『若いメロスは、つらかった。幾度か、立ちどまりそうになった。えい、えいと大声挙げて自身を叱りながら走った。村を出て、野を横切り、森をくぐり抜け、隣村に着いた頃には、雨も止み、日は高く昇って、そろそろ暑くなって来た。』

そしてその後、

『ぶらぶら歩いて二里行き三里行き、そろそろ全里程の半ばに到達した頃、降って湧いた災難、メロスの足は、はたと、とまった。見よ、前方の川を。きのうの豪雨で山の水源地は氾濫し、濁流滔々と下流に集り、猛勢一挙に橋を破壊し、どうどうと響きをあげる激流が、木端微塵に橋桁を跳ね飛ばしていた。』

と書かれている部分がある。メロスは道のりの半分辺りで、川の氾濫というアクシデントに見舞われている。さらにメロスが川を渡り、山賊に遭遇した後の文で

『流石に疲労し、折から午後の灼熱の太陽がまともに、かっと照って来て、メロスは幾度となく眩暈を感じ、これではならぬ、と気を取り直しては、よろよろ二、三歩あるいて、ついに、がくりと膝を折った。』

と書かれている。これらの文章から分かるのは、

① メロスは午後には道のりの半分である約20kmの距離を消費していること。
② その間、メロスは2里~3里の距離を歩いていた
③ その間、メロスは2里~3里の距離を走っていた

の三つである。メロスは薄明時である6時前に村を出ているので、午前から午後に変わる昼12時までの6時間に川に到着していたと仮定すると、メロスは20km全体で約3.3kmの速度を出したと判明する。道のりが山道も含まれていると仮定しても、メロスは8km~12kmは走っていた筈なので、メロスは歩いている際、速度をさらに小さくしていたと考えられる。

6.なぜメロスは遅れそうになったのか
 時間をフルに使えば、たとえ山道も含まれていたからといえど、十分に時間内に到着すると考えられる。しかも前述のように、メロスがジョギングする程度の早さで走っていれば、川の氾濫や山賊を考えたとしても十分間に合う気がしないでもない。しかし、実際にはメロスは心身共に疲弊しながら走り、ギリギリになって辿り着いた。何故彼は遅れそうになったのか。上述の事も踏まえ、考えられる理由を以下に挙げる。


1:エネルギーの枯渇
  メロスは作中、一切物を食べたとか飲んだとかの食事をしたシーンがみられない。
 唯一、妹の結婚式の祝宴に参加していたが、そこで食事をしたかは不明。一度シラクスまで往復した後で何も食べていないとしたら、シラクスへ向かう途中、体内のエネルギーが枯渇してしまったのではないかと考えられる。
2:長距離が苦手
  上でメロスが出さなければならない速度について書いたが、文中の中で

 『メロスは、すぐに出発した。初夏、満天の星である。メロスはその夜、一睡もせず十里の路を急ぎに急いで、村へ到着したのは、翌る日の午前、陽は既に高く昇って、村人たちは野に出て仕事をはじめていた。』

 と書かれた部分がある。(「初夏」という部分で、物語の季節が6月頃であるのが判明する)何もアクシデントが起きず、急ぎに急いだ結果が深夜(午前零時)から既に陽が高く昇った時間帯であった。ジョギング程度の速度を出していれば、メロスは明け方には村についている筈である。このことからメロスの「急ぐ」という概念での移動速度は、ジョギングよりも小さいということになる。「メロスは走る事が苦手」であるとも考えられたが、物語の終盤にはかなりの早さで走っている様子が書かれているし、川を泳いだり数人の山賊をあっという間に打ち倒すことからも、運動音痴というワケではない。このことから、メロスは現代の陸上選手でいう「短距離型」の人間、それも極端にそうであったと思われる。

3:体力の限界
 シラクスと村への連日の移動で、体力が限界に来ていた。

7.まとめ
 「メロスは本気で走ったのか?」という疑問を解決すべく行ったこれまでの調査から、

「メロスは短距離は得意であったが長距離を得意としていないため、最初と終盤はある程度走って時間を浮かせ、中盤は歩いて距離を稼ごうと計画していた。しかし度重なるアクシデントとエネルギー不足から倒れてしまい、結果、疲労困憊の状態でシラクスに辿り着いた」

という見解が出た。他にも疑問すべき点が多いが、それらは今後の課題として調査を行っていく。
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地雷小説「私と執事のお茶会」

地雷小説第3段!!

今日のお題は「執事」!

タイトル「私と執事のお茶会」



「私の執事になりなさい」

自分でも何を言ったのだろうと後悔した。

「はっ?」

夏の日差しが校舎を越して私と彼の頭上を照り付ける。
額にはじわじわと汗が浮かびあがり、化粧をしてこなかった顔を静かに流れ落ちていった。
体の中心から熱いものがこみ上げるように、ジワジワと体温が上昇していることは、もうもうと蒸していた頭でも分かった。
だけどそれだけじゃない。
それだけが私の顔や頭を熱くしている理由にはなっていない。

「おま・・・・執事って・・・」

目の前の彼はどう答えたらいいのか、それとも変なことを言い出した同級生を白い目で見ればいいのか迷っているように、頭を手で掻いて悩む素振りをしている。
それは当然だ。言った本人も過ちを認めているのだから。

「告白・・・なのか?イヤ、でも...ホントに.....」

そうこうしている内に真剣に悩み始めてしまった。
考えるようなことを言った私も私だが、それを真に受けて考えている彼も彼だ。
こんな暑い中で延々と考え始める。
一向に答えてくれない苛立ちか、もしくは暑さで生まれた苛立ちなのかは知らないが、『どうなのよ!?早く答えなさい!!』と叫ぼうと口の中に空気を貯めた時、彼の眼と合った。
黒い、まるで街灯の着いていない夜道のような暗さを持った瞳は、私を吸い込むように見つめてくる。

「OK、お前の執事になるよ」

冗談半分なのか、それとも本気だったのか、だけど決してけなしてはいなかった。
そう言った彼の顔はなぜが嬉しそうに笑っていた。

この日、

私は執事を手に入れた。





「なんでセバスチャンって言うのかしら?」

「はっ?」

高校受験も迫ってきた冬、白い雪が空から降り始めた午後、美術部の先輩も来なくなった部室に残っていた私は、鍋に水を入れている彼に尋ねた。

「なんで執事ってセバスチャンって名前が多いのってこと。マンガでもゲームでも映画でも…「執事」と名のつく者は基本的には「セバスチャン」じゃない?」

「お前は世界のセバスチャンさんに謝れ」

呆れたように言うと、彼は美術室に置かれた、というよりも彼が持ってきたガスコンロに火を起こした。
小さな鍋を置いた後、私の方を振り向かずに隣に置いてあったビニール袋に手をかける。
私の執事は最近少し冷たい。やはり三カ月も経つと仕事に慣れてしまって手を抜くのか?

「ちょっと、私が話してるんだからこっち見なさいよ。あなた、最近執事として手ぇ抜いてない?」

目の前に置かれたキャンバスから顔を後ろへと伸ばし、私は手に持った筆でビッ!と彼の背中を指した。
そう、執事(バトラー)たるもの主人の話はちゃんと顔を向けて聞くものだ。
しかし彼はやはり背中を向けたまま私に答える。

「手を抜いてたら、今お嬢様にお出しするお茶の準備なんかしてねぇですよ」

そう言いながらビニール袋から糸の先に袋がぶら下がった、いわゆるティーパックを取り出して鍋にほおり込んだ。
彼曰く「お嬢様のお口に合う品」ということ。大きなお世話だ。
ティーパックを鍋に放りこんだ後、ようやく手が空いたのか彼はクルリと体を向けて一つ、大きなため息を吐く。

「それよりその絵、完成すんの?」

何とも興味なさそうに聞いてくる。
むっとなった私は大きな声で彼に言った。

「ご心配には及びません。絵は順調に仕上がっていますから!」

事実、絵の進み具合は順調である。
今度のコンクールに出展する絵はキャンバスの中でしっかりと描かれている。
夜な夜な動き出して逃げだすことがなければ間に合うだろう。
ていうかそんなことを聞いてくるなんて・・・全く、主人の仕事の状況を把握しているのも執事の仕事ではないのか。
ていうかお茶はまだなの?上着を羽織っているとはいえ、暖房のない部室は容赦なく体温を奪っていってる。

「ちょっと?お茶はまだ出来ないの?」

たまらず彼に聞いてしまった。だけど彼は頭を掻いて面倒くさそうな顔を私に向けた。

「もう少し待てって。今煮立ててるとこなんだから」

そう言うとすぐにコンロの方に顔を向け直す。
いつもならもう出来てる頃なのに…まったく何をのたのたと。
今まで頭を支配していた集中力は彼と話していたらすっかりと飛んで行ってしまった。
私は筆を足もとのバケツに入れ、椅子の背もたれに体を預けて伸びをした。

私が絵を描いている間に彼がお茶の準備をする。
それが私と彼の放課後でのいつもの光景であった。




――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


彼が執事になった翌日、誰もいない美術室に連れて来た時はまだ暑さがじわじわと部屋に残っていた。

『なに?おまえ…美術部だったの?』

『同じクラスでしょ?それくらい知ってなさいよ』

『知るかよ。いくら二年だからってあんま話したことないんだから』

―私は喋りたかった―

『受験で先輩がいなくなっちゃって私一人なの』

『んじゃぁ何?ぶっちゃけ勧誘だったの?』

『・・・そ、そうよ』

―違う、そうじゃない―

『なに?もうやめるのかしら?』

『いやそれはないよ。「執事になる」って言ったんだから約束は守るさ?だけどさぁ・・・俺絵なんて描けないぜ』

―少しでも、私の傍にいてほしかった―

『あなたにはそれは求めないわ。言ったでしょ?「執事」にならないって?私が気持ち良く絵が描けるようにするのが執事の仕事よ』

『えッ...パシリ?』

―少しでも長く話したかった―



それから、放課後に私が絵を描いて、彼がお茶を準備する日常が始まった。


『ホイッ、疲れたろ?これ飲んで一休みしろって』

『ありがと・・・ってこれ只の缶コーヒーじゃない!?執事ならお茶を入れてよ』

『おま...ッヒトの120円をあざ笑うかのような・・・』


―なんで私は彼にあんなことが言えたんだろ?―

『ほら...今日はお茶だぞ』

『さっきペットボトルのお茶をコップに移してたの見たんだけど』

『し、仕方ねえだろ!?お湯も沸かせないのにお茶なんか淹れられるか!』

『そんなの関係ないわ!!執事たるもの主人の要求に応えなさいよッ!!』

―なんで彼は私の願いをかなえてくれたのだろう?―

『また缶・・・・ってあら?それって...』

『これなら文句ねえだろ!?ガスコンロ&ポット!!これでお茶飲み放題!!さあ、飲むんだ!!』

『・・・・・緑茶じゃなくて紅茶がいい』

『こんのワガママさんめ!!』

―なんで私を支えてくれたんだろう―

『ほらお茶・・・・って何悩んでんだよ?』

『ダメ・・・・どうしても描けない・・・・・もうすぐ期限なのに』

『とりあえず茶ぁ飲んで落ち着けって・・・・』


―なんで傍に居てくれるの?―

『なあなあ?お前なんでアイツと一緒にいるの?』

『あっ?』

ある日、教室の前で聞こえてきた声に耳を傾けた。

『アイツ顔はいいけどすんげぇ我儘な奴らしいじゃん。口悪いし変なことばっか言ってるから女にも友達いねぇし』

『・・・・・』

『お前の事も「執事」って...馬鹿だろ!中二病だろうよ!』

『・・・ウッ・・・ウッ』

『あ、もしかしてお前あれか!?アイツのから『俺は執事だからな』あっ?』

『・・・・』

『俺はあいつの執事だからな。執事がご主人様の世話を焼いて何が悪い?』






「・・・・おい?何泣いてんだよ?」

彼の声がキャンバスを挟んで聞こえ、私はハッとして頭を元に戻した。
油絵が半分ほど塗られたキャンバスの上からにょっきと出ている彼の眼が私をジトっと見ている。
頬がなぜだかむずかゆい。触れてみるとしっとりと濡れており、いつの間にか泣いていたのに私はようやく気付いた。
あの時の言葉......

「ほらよ。お茶」

彼も寒いのか少し震えた声を口から出して、キャンバスの横からぬっとカップを私に差し出す。
大き目の白いマグカップはこの前、彼が私専用に買っていてくれたもの。
「100均のだけどな!!」って言いながら自分用だと黒いマグカップを見せてきたのを覚えている。

ゆっくりと湯気を昇らせるカップを彼から受け取る。
寒さで冷えた指をシビレさせながら、カップの中に詰まった温かさが私の体に伝わっていった。

「なによ...今日はいつもより遅かったじゃない」

「今日はいつもより手ぇ加えてたの。びっくりだぜお前?」

彼の自信たっぷりの声に疑問を持ちながら、私はカップの中に目を落とした。
カップの中には乳白色の液体が入ってた。紅茶じゃない?
カップを口に近付けて中の液体を入れていく。
液体は暖かくて甘く、だけどちょっぴりとアクセントの聞いた刺激と、紅茶の香りが口に残った。

「・・・・・・おいしい」

「だろ?「チャイ」って言ってさ?お茶でググったらさ偶々見つけてよ。せっかくだから作ってみたんだよぉ」

「...い、いつものお茶にすれば、いいほうなんじゃない?今日はいい仕事したじゃない」

「まあ最近はティーパックオンリー続いてたからね。ここらでひと手間加えたらありがたみがわかるっしょ」

「・・・」

私は黙ってチャイをもう一口飲む。
寒い部屋の中でこの甘さと温かさは反則なほどに私の体を温めていった。
彼もキャンバスの後ろにある椅子に座ったようで、チャイを飲んでいる音だけが耳に届いてきた。
彼はいつも描き途中の絵を見ないようにする。
「完成した時に見してよ」といつも言っており、こうやってティータイムをしてる時でも絵の見える場所には来ない。

「執事だからじゃない?」

「はっ?」

突然彼が話しかけてきた私は思わず聞き返した。

「だからさっきの話だよ。なんで執事の名前にセバスチャンが多いかってことだよ」

「それってさっき私が言ってった事?よく覚えてたわね」

「考えてたんだよ」

カップをすする音が聞こえてくる。彼はなんて言った?考えてた?
私も忘れていたあの事を、どうでもいいことを彼は考えてた?
呆れるべきか感心するべきか悩んでいた時、彼の声が聞こえてきた。

「要は...ほら、もうポピュラーになってるってことだよきっと。『ドラクエといえばスライム』、『FFでいえばチョコボ』ってみたいにさ、『執事といえばセバスチャン』ってことなんだよ」

彼の顔は見えないけどどんな顔なのかは予想できる。
きっと「どうよ俺の答え?」みたいにどや顔になってる筈。

「じゃあ、執事といえばセバスチャンなら...私の執事である貴方はセバスチャンなの?」

「いや俺は・・・・・あれっ?執事なのに...セバす...あっ、お茶おかわりいる?」

「話をそらさないでよ」

いつの間にかカップの中のチャイも少なくなっていた。
私は残りのチャイを一気に飲み干した。
彼との答えのない話も、体の中にあった寒さと冷たさもいつの間にか消えてしまっていた。

「そう言えばさ、今回のコンクールってどんな絵を出すんだ?」

彼が私のカップを洗いながら聞いてきた。
私はバケツに浸けていた筆を紙で拭きながら答えた。

「テーマはね、『幸せな時間』ってものなの」

「『幸せな時間』ねぇ~...難しそうだな」

そう言いながら私のカップを机に置き、続けて自分のカップも洗い始めた。
別段、今回の絵は割と簡単であったのだ。なぜなら...

「そうでもないわ・・・もう題名も決まってるし」

「へぇ~そうなんだ。なんてタイトル?」

「見るのは出来上がってからでしょ?早く見たかったら私を気分よく描かせてよ」

パレットの絵具を筆につける。
油絵具特有のにおいが、さっき飲んだチャイの香りを取り込んでいった。

「へいへい。お嬢様頑張ってくださいね」

そういいながらカップを洗う彼を見ながら、私は自分の絵につける題名をボソッと、聞こえないくらい小さな声で呟いた。


「私と執事のお茶会」


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

始めてこういう恋愛的なモノにチャレンジしたけど...

正直酷い(笑)

 よし...次頑張ろう

地雷小説「キモノノケモノ」

地雷小説第二段!!

今日のお題は「着物」!

タイトル「キモノノケモノ」





「君は誰だ?」

「いやお前こそ誰だよ」


状況を整理しよう。
俺こと袴田雪駄(はかまだ せった)は高校の夏休みで、父方の祖母の家に一人で来ている。
祖母の家は小さいながらも江戸時代から続く老舗の呉服問屋だそうで、今でも店の中には数多くの浴衣や襦袢、花嫁が着る着物なんかも並べられてある。
小さい頃は店の手伝いなんかと称して祖母にべったりしていたらしいが、中学受験や高校の勉強なんかもあって、今度の帰郷は久々だった。
しかしいくら久々だからといって、いつの間に祖母は新しい家族を増やしたのだ?
時間は夜中の丑三つ時。
ふと気配を感じた俺の枕もとにはおかっぱ姿の女の子が立っていた。

「ふむ。確かに名前を聞くのだからコチラから名乗らないと失礼にあたるのかな?」

見た目は俺よりも小さいくせに、いやに大人びた口調で喋ってくる。
最近の子供ってこんなもんなのか?ていうか誰だよ。

「名は単衣(ひとえ)。この家の主からはそう呼ばれている」

そう言うと単衣と名乗ったその女の子は俺の前にずいと一歩近づいてきた。
ビクっとなさけなく体を起き上がらせた俺の前に白い顔が寄ってきた。
夜中だから良く見えないが、肌は白くて奇麗だ。
それに目は少し細めだけど、長い眉毛と合っていて具合がいい。
あと5年経てばすんごい事になるぞと思っていると、女の子がこちらを睨むようにジーっと見てきた。

「え...なに?」

「私は君に名乗ったのだ。だったら君も名乗るのが礼儀なのではないか?」

叱られた...こんな夜中、しかも子供に...まあ確かにそうか。

「あ~えっと...雪駄(せった)ね?袴田雪駄。一応この家のばあちゃんの孫なわけなんだけど~君は...」

「単衣だ!名乗ったのだから名前で呼びたまえ!」

大きい声で怒られた...まだ頭が重たかっただが今の声ですっかり目が覚めた。
おかげで今の状況が異常なことにやっと気づいた。
俺が祖母に会ったとき、新しい家族が増えたことも、ましてや子供を預かったって話も聞いてない。
それに目の前の単衣という女の子、赤い着物を着ているが今の時代こんな夜中に着物着る奴なんてどこにもいない。

「んじゃ単衣ちゃん?君どこの子?お母さんは?ていうか・・・人間?」

俺は自分でも不思議なくらい疑問だったことを口にした。
普通なら最後の質問はありえない。
でも深夜に着物を着て枕元に立っているなんて、どう考えてもおかしい。
単衣という少女は天井に少し顔を上げて考える素振りを見せている。
返答を待っている間、俺は彼女を見ているうちにあることに気づいた。
外には月も出ていないらしく部屋の中も真っ暗だ。
なのにこの女の子の周りは着物の色も分かるほど明るい。
俺がある程度答えを予想した時、単衣が顔をスッと下げて俺を見た。
そして予想通りの答えが返ってきた。

「君の言うように私は人間ではない。私は『キモノケ』だ」

少し違った。





「キモノ...ケ?え?お化けじゃなくて・・・」

「『キモノケ』だ。「着物に宿った魂」というのだろうか。それが私のことだ」


「もののけ」とどう違うのだろうか?
そう思っていると単衣は畳の方にストンと正座をし、「まだ分かってない様だな」と言って俺に説明し始めた。


彼女曰く「キモノケ」とは俺達が来ている服が長い年月を経て魂を持ったものらしい。
今はこの店の裏に建てられている蔵にしまわれているそうだが、何年か前にキモノケになったそうだ。
単衣の説明を俺は口を半開きにして黙って聞いていた。
説明が終わると、単衣は何か言いたそうにしている俺をジトっと見てきた。


「?なんだい?何か言いたそうだね?」

「えっと、要は単衣は昔に作られた着物だと?」

「ふむ。そうだ」

「そんで長い間売れ残って・・・」

瞬間、俺の左側から衝撃が走った。
いつの間にか目の前に座っていた単衣が片膝を立てながらこめかみ付近をピクピクと動かしているのが分かった。
どうやらこいつにはたかれたようだが、お化けなのに人を殴れるの?

「君、いつの時代も相手が気にしていることを言うのは礼儀に反するのではないかね?」


この子とは会って十数分しか経ってないけど滅茶苦茶怒っているのは分かる。
ここは素直に謝るべきなのだろう。

「えっと・・・・すみません」

「以後気をつけたまえ」

俺が布団に倒れた体を起こした時、単衣は既に先程座っていた畳に戻っていた。
未だに痛みが残る頬に手を当てていると、単衣が不思議そうに尋ねてきた。

「しかし君は不思議な奴だ。私は人間じゃないのだぞ?もう少し驚かれると思っていたのだが」

「いやいや...夜中に枕元に着物着た少女がいるんだ。逆にそっちの方が納得するよ。普通に人間だったらそっちの方が怖い」

俺は正直に思ったことを口にした。
お化けは確かに怖い。
それは誰でもそうだろ?
しかし俺は17年の人生の中で考えていた。

例えば今の状況。
この単衣という女の子が幽霊...お化け?いや「キモノケ」だった。
だったらそれでいいではないか、むしろ「そうか」と思えるさ。
もしこれが知らない家の女の子だったりしてごらんなさい。
どっちがリアルに怖いと思う?

「そういうものか?フフフやはり君は変わっている。この家の主も君と同じだったよ」

「?ばあちゃんもお前の事知っているのか?」

「うむ。君の時と同じように説明した後にお茶を出されて髪まで梳かされた。なんとも優しい女性だ」

それからしばらく俺と単衣はなんともない話をしていたが、しばらくする内に俺の方が段々眠くなってしまった。
俺は単衣に向かって「じゃあ今日はこれぐらいに...お休み」と言って布団に入った。

「って待ちたまえよ君。普通この状況で眠ろうとするかい?それに私は眠くないんだぞ?」

「俺は眠いんだよ。そりゃ単衣はお化けなんだから眠くないだろうよ」

「お化けじゃない。『キモノケ』だ」

「キモノケでも足の毛でもいいから・・・って痛い痛い痛いッ!!鎖骨を指でグリグリするな!!地味に痛い!!」

「まったく君は・・・」

その後、俺が目を瞑っている間に単衣が小声で言ってきたが、結局次に目を開いた時には朝になっていた。
夜の事は夢だったのか?そう思うところだが記憶はすっかり頭にセーブされていた。






翌朝、俺は祖母に頼んで店の裏にある蔵に連れて行ってもらった。
祖母は俺の様子を見るなり「単衣に会ったのかい?」と笑いながら聞いてきた。
何でも祖母の前に現れたのは俺が来なくなってからすぐらしく、やはり枕元に立っていたらしい。

「それからもちょいちょい出てくるんだ。お前もずっと来なかったし、わたしにゃもう一人孫が出来たみたいで嬉しかったよ」

祖母は重そうな蔵の扉を開けた。
木で作られた天井や床は薄暗く、天井に一つだけある窓から光が入ってくるだけであった。
広い部屋の中には色も大きさも違う様々な着物が衣桁に掛けられており、蔵の中なのに店の前よりも豪華に映る。
なんでも今日は虫干しをするからだそうだ。


「もちろんあの子もちゃあんと干すよ」

祖母は俺を蔵の奥へと連れていくと、奥の中央にかけられた一着の着物を指差した。
それは赤い、12,3歳の子供が着るくらいの大きさの単衣で、昨夜俺の前に現れた単衣が着ていたものと全く同じであった。

「それはもう長いことこの店にあってなぁ。ばあちゃんのそのまたばあちゃんの代から店に置かれていたんだよ。だからなのかね、化けるのも納得だよ」

確かにそれくらい経てば化けて出てくるか...
一人勝手に納得した俺を尻目に祖母はあっという間に入口にまで戻り、「虫干しするから着物出して来てくれ」と言ってさっさと蔵を出て行ってしまった。
え?これ俺が全部出すの?50着くらいありそうなんだけど・・・


「久々に外に出るんだ。君、私を大切に扱ってくれよ?」


蔵の何処からともかく、単衣の声が響いた。



それからというもの、単衣は度々俺の目の前に姿を現した。
「キモノケ」は別に夜中しか出てこれないというわけでもなく、俺が店番している時にも普通に出てきやがった。
普通お化けって夜しか出れないんじゃないかと単衣に聞いたが、

「そんなの誰が決めたのだ?」

と逆に聞き返され、そのまま祖母と買い物に行ってしまった。
まあ、確かに夜限定なんて決まってないな。
最近は貞○も伽○子も24時間フル出場だしな。
そんな感じで俺と祖母と単衣の3人?での生活は続いていった。
いつの間にか寝る前に単衣と話すのが日課になっていたが、高校の夏休みも終わりに近づき、遂に家に帰る時が来てしまった。
その夜、単衣に明日の朝帰ることを伝えた。

「そうか...君、帰ってしまうのか」

そう切り返してきた単衣の声はどことなく沈んでいた。

「まあ元々夏休みを使って帰って来たワケだからな...学校も始まるし帰らないと」

「君がいた生活は楽しかったのだが...とても残念だよ」

そう落ち込まれると俺が悪人のように感じてくる。
単衣の頭を撫でると、出来る限り優しい口調で言った。

「ほら、そんな泣きそうな顔すんなよ。また来年来るからよ...「キモノケ」なんだかしっかりしろよ」

「キモノケだろうがなんだろうが心はあるんだ。悲しい時は悲しいに決まってるだろ!!」

単衣はそう言うと俺に背を向け、部屋を出るとタタタと音を立てて消えてしまった。
俺はしばらくして布団に横になったが、やはり単衣の事が気になってしょうがなかった。

結局俺はこの日一睡もすることなく、家に帰ることとなった。
祖母の家を出る時、祖母は俺の肩を叩いて「また遊びにきな。あの子も待ってるから」
と言ったが、とうとう単衣は俺の前には出てこなかった。





田舎から戻って一ヵ月後、既に始まった学校の中間試験の勉強に頭を悩ませている時、一階にいた母から大きな声で呼ばれた。

「雪駄~?宅配便よぉ~。おばあちゃんから~」

煮詰まった頭に届いた声に、俺はシャーペンを机に置くとドタドタと階段を響かせながら一階に降りて行った。
下では既にハンコを押し終わった母が細長い箱を持って玄関に立っていた。

「おばあちゃんから雪駄にだって。なんだろう?漬物?」

「なんで漬物?別に特産品でも何でもないじゃん?」

俺は母にツッコミを入れてから段ボールを受け取ると、自分の部屋に戻ってそれを床に下ろした。
箱の重さは別段重くはないが軽くもない。
俺は何も考えずに箱の貼ってあるガムテープを剥して箱を開けると、そこには一通の手紙と白い紙に包まれた何かが入っていた。
紙の上に置かれた手紙を手に取り広げる。そこには筆で器用に書かれた祖母の字でこう書かれていた。

「可愛い孫には旅をさせてみました。夏には一緒に帰っておいで」

俺は慌てて中に入っていたものを出す。
これは確か「たとう紙」。『着物を保存するため』に使われるものだ。
部屋の中の時計がカチカチと音を出して秒針を進めている。
その音に混じるかのように、後ろから声が聞こえた。

「そういうわけだ。君、よろしくな」

後ろを振り向くと赤い着物を着た少女が目の前にいた。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 何となく続けそうな感じに出来たね。

 ウサギとしては「もののけもの」のパクリみたいになったのがちょっと気になるかな!?

地雷小説「不思議なのはアリス?」

 地雷のお題から小説を書こう第一段。
 一日目のお題は「うさみみ」!!


タイトル:「不思議なのはアリス?」



・不思議の国のとある場所


「はん♪はん♪は~ん♪はははははは~ん♪」


オレの名前?
オイオイ、オレを知らないなんてどこの星から来たんだ?
そうだな。世界で一番有名なウサギって言っておこうか。
この世界でオレを知らないなんて言ったら、笑われちまうぜ。


えっ?世界一有名なネズミは知っている?・・・・うっせぇバカ。


まあ今日はこのくらいにしといてやるよ。今日のおれはこれから彼女とディナーに行くんだから。
今はお前の顔を見るより鏡を見て身だしなみを整えなきゃならないんだ。


「おや、しろうさぎ。身支度を整えて何処にいくのかい」


うん?その声はチェシャか?相変わらず変な笑い方しやがって。
大人しく見てろよ。オレはこれから彼女とデートなの。


「また別のうさぎとかい?君は恋多きうさぎだ。先月も君はそうして鏡を見ながら身支度を整えていた。確か、大きな会社のご令嬢だったね」


ああ...超人気うさぎだったんだ...確かノウーバ?ノヴァ?まあどっちでもいいよ。
あのうさぎ...他のやつと出来てたんだ。



ちくしょう、なにが「いっぱい聞けて、いっぱい喋れる」だよ!!


「それは残念・・・3週間前に一緒に舞台に行った時のお嬢さんは?確か彼女も大きな会社のご令嬢だった」


ああ、新聞会社の娘さんのね...大きい目が可愛い子だった。
だけどその子毎日会社の仕事で忙しくてさ、やっと漕ぎ付けたデートで、
「ゴメンなさい。私今は仕事を頑張りたいの...申し訳ないけど貴方とは付き合えない」って玉砕だよ。
まあ、陰ながら見守るよ。



今度彼女の仕事場にこっそり行くんだ。中日戦?なんかと戦うのか?


「先々週にデートに誘ったうさぎは?非常に子供想いの素晴らしいうさぎって君は言っていたね。それもまたしても大企業のご令嬢。どうやったらそうお近づきになれるのかね?」


バッカ、チェシャこのにやけ猫。
オレは世界一有名なうさぎだぞ?
これくらいの恩恵がなけりゃ映画や舞台に上がるかよ。


っと話がそれたね。
そうそう、あの娘は素晴らしかったよ。
子供想いでさ、笑顔が素敵な子だった。
今でも思うけど、お前みたいなにやけ面の300倍は素晴らしいね。
でもよ、オレの事はまるで眼中になかった。



あの娘にゃ子どもと「オムツ」で頭が一杯だったんだよ・・・・


「そして次々に恋破れた君は、先週とんでもないことをしでかそうとしたね」


あの時はチェシャ・・・・お前に感謝してるよ。
いくら可愛らしいからって、オレはあろうことか子供に手を出そうとしてしまった。
だけど報いは帰ってくるのな・・・・愛らしい顔で付いてきてくれたと思ったら、


リアルに喰われそうになったんだもん。


「あれは私も驚いたよ。まさか君があんなちいさなうさぎに食べれそうになっていたのは…ホント、うさぎは見かけによらないね」


あの娘も悪気はなかったと思うんだ。
絵本に出演している子役だからって誘ったオレが悪いんだろうけどよ。


「それで今日は?君はいつもデートで失敗するからね。今度のお嬢さんはどうだい?上手くいきそうなのか?」


そりゃ分からないなチェシャ。
今まであったことのないタイプだから。
顔はお世辞にも良いって言えないんだがよ、なんつうか...あの娘のうさぎ柄に惚れちまったんだ。
ダンサー目指していてさ、いつもクルクル踊ってるんだけど、誰もいない時でも終わったら頭を下げて挨拶するんだ。


「ほう...それはいいうさぎだ。君のようなうさぎには勿体ないお嬢さんかもしれない」


かもな...だけどなんていうか...守ってあげたいって気持ちになるんだよ。
おっと、お前と話してたらすっかりいい時間だ!!
コレじゃ彼女とのデートに遅刻しちまうじゃねぇか!!


「それは悪いことをしたねしろうさぎ。では、良い結果を祈ってるよ」


おお、ってもう消えちまったよ...
おっといけねぇ!!早く出ないと待ち合わせに遅れちまう!!




・とある町外れ


ふう。
相変わらずこっちの世界に来る時が一番大変だな。
毎回、穴から通らないと来れないなんて不便以外の何物でもないよ。
えっと時間は・・・ってもう5時50分!!!?
約束の時間まであと10分じゃねぇか!
やっべ早く行かなきゃ...


「や、やっと見つけた」


ん?今横から声が聞こえたけど...誰ってげぇ!!アリスじゃん!!


「フフフフフフフフ見つけたわよ私のいとしいとしいいとしいいとしいうさぎさん♪」


何度もいとしいいとしい繰り返すな!!
ゴ○ムかお前はッ!?
ていうかなんでオレがいる場所が分かったんだ!?


「あなたのことですもの...貴方がどこに居てもちゃああんと分かるわ」


あなたホントに人間?


「ねえしろうさぎ?また私をあなたの世界に連れて行って♪断っても付いていくけど...いいえ、むしろあなただけいればいいわ。あなたさえいれば私はいいの私は私は私は私はハハハ」


怖え~よなにこの娘?急に話の方向性変わっちゃったじゃん。

なあ、アリス。
いくら君の世界で友達が出来ないからって、毎年毎年オレを追っかけまわすのやめてくれよ!!
オレだってもう婚活する歳なの。君だってもう30前の2○歳なんだからいい加減人間の友達作れよ。


「いやよ...人間の男なんて私を見た途端にジロジロと身体を見てくるだけ...だれも本当の私を見てくれない」


おいおいアリス。体は○7歳なのに頭の中は14の夏か?
どこかの名探偵でもそんな落差ないぞ?


「私はあなたたちといればいいの...うさぎとお茶して、チェシャのお中でお昼寝して...たまに赤の女王とトランプやクロケーしていれば...フフフフ」


まあ、人間の事はそうそう口出し出来ないし...オレは何とも言わんよ?
だけどオレはこれで失礼するぜアリス。
もう約束の時間に間に合わなくなるし...


「なに!?また他の女のところに行くの!?私がいながら!?」


あのアリスさん?女っちゃー女だけどうさぎだよ?オレも彼女も?


「今度は何処の泥棒猫?兎!?あなたをたぶらかすメス兎は!?ハッ!!そう、ミッ○ィーね、ミッ○ィーでしょ!!?」


それにはこの前喰われそうになったよ。
ってやっべ!!あと五分しかないじゃん。
じゃあアリスオレはこれで。いい加減、恋人ぐらい見つけろよ。



・アリスと(全力で)別れてから二分後



ふー、これだけ全力で走ってればアリスも諦めるだろ。
デートにも間に合いそうだし・・・しかしまさか入口で見つけられるとは予想外だったぜ。
時間掛けさせやがって、遅刻なんて彼女に嫌われちゃうじゃん。
あれ?後ろからなんか音が...ってアリスゥ!!?なんでついてきてんだよ!?


「まだ話は終わってないわ!!」


てかアリス足早くね?全力で走ってるのになんで息も切れてないの!?
ああッ!!間詰められてくるー!!


「あなたを何年追いかけてると思ってるの?フフフフフフフフあなたは私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の」


ギャー!!
もういやだ!!誰か助け・・・・って誰だよこんな時にチョッキを掴むやつ・・・は









「捕まえた♪」





アアアア゛ッー!!!!



はじめに!

黒いウサギ

Author:黒いウサギ
黒いウサギですこんにちは♪

職業:
一応大学院で頑張ってます

好きな物:
ノンアルコール飲料が
美味しく感じ始める

パスタ系全般
甘い物は別腹タイプ

好きな映画BEST5
①グラディエーター
②フォレスト・ガンプ
③アメリ
④ミックマック
⑤パラノーマル・アクティビティ

好きな本BEST5
①ジョジョの奇妙な冒険
②ゼロの使い魔
③容疑者Xの献身
④ひつじのうた
⑤銀魂

2012年、24になるウサギですが、
いい年にしたいですホント。
いろいろ込みあう大学院生活ですが、
楽しみつつ頑張っていきます!

PS:
質問、お悩み、ご相談の方は
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